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執筆者の写真たがのりか

10月広報広聴特別委員会視察の報告

更新日:2022年12月3日

令和4年10月24、25日に議会広報広聴委員会で視察研修がありました!




視察先は、山口県の萩市議会と山陽小野田市議会です‼️


視察の目的は、

萩市では、「議会報告会(オンライン)・議会だよりについて」

山陽小野田市では、「SNSの活用・広報広聴活動について」でした。


改選前の議会広報広聴特別委員会ですので、メンバーは、

委員長 上代和美 副委員長 多賀法華

委員  安田栄太 上代純子 足立昭二 中林孝 細田実 矢壁正弘 です!


萩市議会の議会報告会(オンライン)・議会だよりについて

萩市議会は、広報委員会と議会報告実行委員会に分かれていました!

広報委員会の副委員長が議会報告実行委員会の委員長を兼務されていました。


◯議会だよりについて

議会だよりは、議会の情報公開の最大のツールであるとされ、若者から高齢者の方まで幅広く読んでいただけるよう、まずは手にとってもらえること、そして開いてもらえることに力を入れ様々な工夫をされていました。工夫されていることで印象に残ったのは、ダブル表紙にしていること、題字を募集していること、なるべく使う写真は自ら議員が撮りに行くことです。また、載せる内容は行政の出す広報と重ならないようにして、議会の中で起こったやりとりを中心に議員にしか書けないものをしぼって載せる努力をされていました。

議会だよりの原稿作成やレイアウト案の作成は、5日間かけて行われ、副委員長がイラストレーターというソフトを利用してその場で見ながら議員が作成しているとのことでした。

委員長より、町村議会の議会だよりのレベルが高いので、町村議会コンクールで優秀だった議会だよりを参考にして、良いことは真似していくと良いというアドバイスをいただきました。



◯議会報告会について

議長を含む全議員で議会報告実行委員会を立ち上げておられるとのことでした。令和3年度にコロナ禍のため、対面の議会報告会は中止され、zoomによるオンライン議会報告会(リアル配信)を開催されています。今年度は1月28日に予定されていますが、対面とオンラインによるハイブリッド方式を実施するとのことでした。まずは、各常任委員会などからの報告、次に事前に受けていた質問やオンラインの質問の回答、最後に接続をきって現地で話すという3部構成を予定しているとのことでした。




議会だよりにしても、議会報告会にしても、市民の皆さんにどうやって議会に興味を持ってもらうかということを熱い想いで語っていただきました。


山陽小野田市議会のSNSの活用・広報広聴活動について

 山陽小野田市議会も、広報特別委員会と広聴特別委員会と分かれていました!


◯議会だよりとSNSの活用について

議会だよりは、編集にはインデザインというソフトを使って事務局で入力・編集作業を行っているとのことでした。議会だよりの内容は、議員が伝えたいことと市民が知りたいことにはズレがあるので、市議会モニターへアンケート調査し、短期・中期・長期の見直しをしているとのことでした。

SNSの活用としては、Facebook、YouTubeで発信されていますが、Facebookは近年若者離れがあるとのことで、こちらについても市議会モニターへアンケートをされているとのことでした。広報活動の新たな取り組みとして、今年度からFMラジオの生放送の活用もされています。




◯議会報告会と市議会モニター制度、議会市民懇談会の取り組みについて

議会報告会は、平成23年度から実施されていますが、参加者の減少・固定化・年齢層に偏りがあるという課題があり、広聴特別委員会で議論され、議会カフェと改めて開催されています。この議会カフェでは、議会報告を10分程度、その後、グループごとに分かれて意見交換をします。この時に、議員がお茶を出すなどおもてなしをし、市民と議員のハードルをなくす努力をされているとのことでした。令和2年度はコロナ禍のため、議会報告会を中止、議会報告会に変わる手段として令和4年3月議会から、議会報告動画を作成され、YouTubeに公開されています。

市議会モニター制度を平成29年度から実施されており、市議会の活動や運営について市民の方から意見を聞いてこられました。議員の当たり前と市民の当たり前は違うので、あった方が良い制度だが、建設的な意見だけではないので難しいところもたくさんあるとのことでした。

議会市民懇談会にも取り組んでおられ、特定のテーマについて意見交換できる場もつくっておられます。

山陽小野田市議会でも、説明責任を果たすこと、また市民との距離を縮めることにかなり力を入れておられることを学ばせていただきました。





議会で伝えたいこと、市民が知りたいことや議員に求めていることには違いがあることにどちらの市でも課題をもっておられ、政治と市民の壁を取り払うことに力を入れておられることが伝わりました。

時代のながれとともに、情報を得るツールや意見交換しやすい場や時間が多様化してきているので、広報と広聴は委員会を別にすることを雲南市でも検討した方が良いように思います。議会報告会については、議会カフェの取り組みなど、動員してもらわなくても、魅力的でしかも参加するとお得と感じてもらえるように工夫をしていく必要があると思いました。

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