2日目の午前中は岡山県加賀郡吉備中央町へ!!
学校教育に係る調査研究について(学校に通うことに困難を抱えている子どもたちに対する対応について)
学校法人おかやま希望学園さんのお話を聞いてきました!!
学園の設立・目的について
児童自立支援施設、津山児童相談所長、倉敷市立短期大学学長をされていた井上肇さんが立ち上げられたとのこと。
「不登校児への関わりの中で、単に『怠学』で一括りにすべきではない。その中には、様々な理由で学校にいきたくてもいけない子どもたちがいて、助けを求めている。」
「普通の学校になじめない、行きづらい子どもたちに、安心できる居場所と学びの機会を用意しなければこの問題は解決しない。」
そんな思いで設立されたとのこと。
平成7年(1995年)「吉備高原のびのび小学校」が出来る。
その後、その学校を卒業したあとにまた通える学校がないか何か良い方法をということで、
平成11年(1999年)「吉備高原希望中学校」が出来た。
学校の教育理念
「全寮制のもとで学習と生活の一体化した教育を通じて、自立(律)と社会参加及び、知・徳・体の調和のとれた個性・社会性ともに豊かな人間の育成を目指す。」
①3つの宝を活用・・・豊かな自然・ともに育つ仲間・ゆっくりゆったりの学び
②3つの習慣づくり
・基本的な生活習慣・・・生活リズム(早寝・早起き・朝ご飯)
・社会的な生活習慣・・・あいさつ・返事・整理整頓
・学習習慣 ・・・読み・書き・計算・夢づくり
この教育理念のもと、自分自身に自信を持って卒業できること、個性を持って社会に出て行くことができるとのことでした。
私は、義務教育は、子どもの義務ではないと思っています。
教育を受けることができる環境を整えるのは、社会や大人の義務です。
子どもの義務ではない。子どもは教育を受ける権利を持っている。
選択できることが大切だと思います。
通えなくなるまで、多分何度も葛藤していると思うのです。
色々議論すべきことはたくさんあるとは思いますが、同じ地域の同じ年代の子だけで6年間さらには+3年間学ぶというのは、良い環境なのかどうかは気になるところです。
もう一つは、教科が目的になってしまっているような気がすること。何のために学ぶのか。良い成績をとるために学ぶのではありません。生きていくために、幸せになるために学ぶのだと私は思います。ですが、学校だと良い成績をとると褒められるので成績をあげることで承認欲求が満たされるようになっているので、手段が目的になってしまいかねません。成績が良くないと承認欲求が満たされないという逆もありえるでしょう。
あ😅、これは、私の頃なので、今は違うかもしれませんが。
9年間も学べる機会が与えられるって実はすごいことですよね。
有意義に過ごせるかはまた別かもしれませんが。
最終学歴で、自分の人生が決まるわけではないはずなので、人生100年時代だと、学びの分散があっても良い気はします。学びたいことは変わっていくものだから。
ただ、こういうと、それは恵まれてるからだというご意見もあるかもしれません。
日本は、無宗教だけど、我慢教の信者だと聞くことがありました。
日本は、異質なものが好きではありませんし、失敗に寛容ではありません。
それが、色々な場面で苦しい原因なのではないかと感じることがあります。
色々考えさせられて、思いがあふれてきてしまいました。
おかやま希望学園さん、ありがとうございました!!!!!
#岡山県
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