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移動販売から考える意見交換会

  • 執筆者の写真: たがのりか
    たがのりか
  • 9月1日
  • 読了時間: 3分
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8月7日に、移動販売から考える意見交換会を開催しました。


雲南市は、山間部が多く、車がないと不便。

今後、自動車運転免許の返納が多くなれば食料品の買物や通院など必要なことができない可能性が増えていくと予想されます。



長年、雲南市掛合町の松笠を中心に移動販売の事業をされてきた白築さんお話をしていた際、福祉的な視点をもって商売をされていることに深く感銘を受け、今回の意見交換会を竹部議員とともに企画しました。



参加していただいたのは、市長はじめ、市の執行部(健康福祉部、政策企画部、産業観光部、総合センター)の皆さん、雲南市民生児童委員協議会、雲南警察署、社会福祉協議会、松笠振興協議会、雲南広域連合、株式会社うんなん共創エネルギー、市議会議員の皆さんです。


最初に白築さんの活動をまとめた動画を見ていただき、その後、白築さんが移動販売を始めた経緯などをお話いただきました。


30代の時に、松笠へUターンされ、実家の商売を継ぐことになられたそうですが、町内を1件1件訪問されたそうです。その際に老老介護のご夫婦からお話を聞かれ、衝撃を受けられたとのこと。山間部で高齢になり、介護をしながら、または介護を受けながら日々頑張って生活されておられる方達を中心に商売を始めようと思い立たれました。移動販売をされながら、お客さんが元気になっていく、イキイキされていく様子を実際に見て、感じてこられました。また、地元の者がこうしてまわることで、いつもとちょっとした違いを気づくことができたり、相談がしやすかったりと介護保険サービスを使う前の段階の健康寿命を延ばせるのではないかとの思いも持たれていました。


こうした手応えを感じられるのも、約30年の実績があってこそ。今回、実際に白築さんが経験された事例をもとに、自分だったらどのように動くか考えていただき、共有するというグループワークを行いました。


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事例を通すと、白築さんがケアマネジャーや支援員、介護員のような福祉的視点を持って商売をされている様子がよく分かります。また商売をされているネットワークの活用が福祉分野の可能性を拡げてくれると改めて感じました。


グループの中でどのような意見が出たかを発表してもらいましたが、商業のネットワークの活用、商福連携の可能性などのお話もありました。




会の始まりに、市長より、第3次雲南市総合計画の始まり、その中では「総働」が掲げられていることをお話いただいており、今回自分が企画し、開催してみた感想ですが、、、


少子高齢化、人口減少社会の中で、縦割りではなく(もちろん行政だけでなく)、色んな分野の方がお互いの価値観や視点を少し変えたり拡げたりしながら、知恵をしぼって連携していくことで、地域課題への新たな突破口をひらいたり、可能性をひろげていけたりするのではと感じたところです。この分野はここがすること。ここのお金はここから出すもの、ではもう時代に合わない。切り替えていく必要がある、とも思いました。


では何ができるか、模索中ですが・・・。



今回、会を開催するにあたって、

白築さまはじめ、ご協力いただいた皆さま、参加してくださった皆さま、

本当にありがとうございました。









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